主は12人を選んで「使徒」とされ、特別教育をされました

マタイ福音書連続講解説教22  マタイ9章35~10章4節
「メシアによる12使徒の派遣―その①」

{メッセージからの抜粋}

 

主は12人を選んで、彼らに使徒としての名前を付けました。
使徒とは、「ある使命のために特別な職能を与えられて派遣されたもの」という意味です。

❶選びの基準
それは、「ご自身のお望みになる者たち」(マルコ3:13)とあります。
この基準は、私たち信者にも適用されます。

私の側に優れた条件があるわけでなく、ただの偶然ではなく、主が望まれて私を選んで下さいました。それで私たちはクリスチャンとなれたのです。

あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなた がたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。」 (ヨハネ15:16)。

❷選びの神秘性
12人を選ぶ際、主は徹夜祈祷をされています(ルカ6:12)。
そのような熟慮の結果にもかかわらず、イスカリオテ・ユダと言う裏切り者が12使徒に含まれているのに驚きます。
主は、彼が最初から信者でないことを見抜いておられました(ヨハネ6:70)。

その彼を十二使徒に加えるには、大きな葛藤があったはずです。
徹夜の祈りの中で葛藤し、最後には父なる神の御旨であると判断されたのでしょう。それは聖書預言の成就のためでありました(ヨハネ13:18)。

同様に私たちが選ばれたのも、人間の理性が及ばない神秘がそこにあります。神は私が存在する前から私のことをご存じであられ、私を選ばれたのです。

すなわち、神は私たちを世界の基の置かれる前から彼にあって選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。
 (エペソ1:4)。

❸選びの永遠性
12人の使徒としての役割・使命はいつまで続くのでしょうか。
主の十字架まででしょうか。彼らの存命中まででしょうか?
いいえ。彼らの名は永遠に使徒として刻まれている、と黙示録21:14にあります。天にある新しいエルサレムの城壁の土台石に、12人の名前が刻まれています。
信者となった私たちの救いもまた、永遠に保障されていると聖書は教えています。

この方にあってあなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことにより、約束の聖霊をもって証印を押されました。
聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。これは神の民の贖いのためであり、神の栄光がほめたたえられるためです(エペソ1:13-14)。