大艱難時代前半~マタイ福音書から

ホサナキリスト教会・聖書広場からの引用です。
聖書本文とメッセージノートはこちらから:

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「大艱難時代前半~マタイ福音書から」
マタイ24章9~14節
~マタイ福音書連続講解説教72~

世の終わりには世界大の環境破壊、戦争、飢饉、疫病、悪霊の攻撃等、
およそ想像を絶する大困難がやってくると聖書は告げる。
それが「大艱難時代」と言われるものである。

Ⅰ 大艱難時代について

 1. エルサレムを眺望しながらの主イエスがこれについて語られた
  ~エルサレムと終末のしるしとがリンクしているのが分かる。

 2. それより以前からOTの預言に「主の日」として何度も啓示されてきた。
  「シオンで角笛を吹き鳴らし、 わたしの聖なる山でときの声をあげよ。
  この地に住むすべての者は、わななけ。 主の日が来るからだ。その日は近い。
  やみと、暗黒の日。 雲と、暗やみの日。 」 (ヨエル2:1-2 )
  「主は、ご自身の軍勢の先頭に立って 声をあげられる。
  その隊の数は非常に多く、 主の命令を行う者は力強い。
  主の日は偉大で、非常に恐ろしい。 だれがこの日に耐えられよう。」
   (ヨエル 2:11 )

 3. 黙示録6章から18章までが時系列的に詳しく記されている。
  • 前半の3年半 : 黙示録6~9章
  • 中間期     : 黙示録10~14章
  • 後半の3年半 : 黙示録15~16章

 黙示録をなぞりながらどんなことが大艱難時代に起こるのかを学ぶのは
来週のお楽しみにしておいて、今回はマタイの記述からその概略を学んでみよう。 

マタイでは24:9から大艱難時代前半の記述が始まっていると言うことができる。

 「7民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、
 方々にききんと地震が起こります。
 8 しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。
 9 そのとき、人々は、あなたがたを苦しいめに会わせ、殺します。
 また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。」
   (マタイ24:7-9 )

 • 「そのとき」(9)という前置詞に注視
 *「トテ」:ギリシヤ原語では、時間の経緯・新局面を表す接続詞
 *「それから」(マタイ24:14)と同語である
 *つまり、この9節から終末が新たな段階を迎えたことを示唆している
 *7~8節で既に世界は終末時代に突入している。
      そのしるしが世界大戦であり、地球規模の災害(飢饉と地震)であった。 

 • 「産みの苦しみ」の最後の最大の陣痛が大艱難時代の7年間である
 *地球規模の災害(飢饉と地震)は、
      新しいメシア王国が産み出されるために
      地球が陣痛の苦しみを経ているもの。
 *時の経過とともに、その苦しみ(陣痛)の間隔は狭まり、
      その苦痛の度合いは増していく。


Ⅱ 大艱難時代前半の特徴

1) クリスチャンへの迫害が起こる(9~10節)
  • 教会の携挙後にも、信仰者が起こされる
  • 彼らは迫害や殉教の死を遂げる:黙示6:9
  • 世界統一された宗教的バビロンが組織的な迫害を行う:黙示17:1~6

2) 偽預言者の暗躍(11節)
  • ゼカリヤ13:2~6に同じ偽預言者の記述がある
  • 「両腕の間にある打ち傷」(6)の者とは、メシアでなく偽預言者のこと
  • 「彼」(6)とは、2~6節中の偽預言者であることが文脈で分かる

3) 愛のない時代(12節)
  「1 終わりの日には困難な時代がやって来ることをよく承知しておきなさい。
  2 そのときに人々は、自分を愛する者、金を愛する者、
   大言壮語する者、不遜な者、神をけがす者、両親に従わない者、
   感謝することを知らない者、汚れた者になり、
  3 情け知らずの者、和解しない者、そしる者、節制のない者、
   粗暴な者、善を好まない者になり、
  4 裏切る者、向こう見ずな者、慢心する者、神よりも快楽を愛する者になり、
  5 見えるところは敬虔であっても、その実を否定する者になるからです。
    (2テモテ3:1-5 )

4) 「最後まで耐え忍ぶものは救われる」(13節)
  • 主にユダヤ人抹殺の大迫害が大艱難時代の様相であり、
    ここの「耐え忍ぶ者」とは第一義的にはユダヤ人を指す
  • 信仰ゆえに殉教したとしても、
    天において大きな報いが約束されていることが「救われる」の内容といえる
  • 未信者のユダヤ人であったとしてもその7年後、
    主の地上再臨を希求して民族的な改心に至るのが
    「救われる」の意味でもある。

5) 世界宣教と大リバイバル
  • 144000人のユダヤ人が世界宣教に貢献する(黙示7章)
  • その結果、すべての国民に福音が伝えられる
  • ユダヤ人が終末時に宣教師として適格な理由
*すでに全世界に離散しているため各国語の言語を取得している
*旧約聖書の知識に精通している
*通常の神学校教育(神学プラス外国語)の6~7年を経ずとも、
  即戦力と成り得る


Ⅲ 大艱難時代を私たちはどのように備えたらよいのか

1. 聖書研究に励むこと
  • 預言を学び、神の世界への介入と終末のシナリオを理解する
  • どんな厳しい終末現象にも、誤った教えからも自らを守ることになる

2. 神のMISSIONに生きるようになる:ダニエル9章
  • ダニエルはエルサレムの荒廃が70年であると預言から知った(2節)
  • すると、とりなしの祈り手として祭司の役割を担った(13~14節)

  「13 このわざわいはすべて、モーセの律法に書かれているように、
   私たちの上に下りましたが、私たちは、不義から立ち返り、
   あなたの真理を悟れるよう、私たちの神、主に、お願いもしませんでした。
  14 主はそのわざわいの見張りをしておられ、それを私たちの上に下しました。
   私たちの神、主のみわざは、すべて正しいのです。
   私たちが、御声に聞き従わなかったからです。

  • それは神の約束・契約に基づいた嘆願であった(18~19節)

  「18 私の神よ。耳を傾けて聞いてください。
  目を開いて私たちの荒れすさんださまと、
  あなたの御名がつけられている町をご覧ください。
  私たちが御前に伏して願いをささげるのは、
  私たちの正しい行いによるのではなく、あなたの大いなるあわれみによるのです。
  19 主よ。聞いてください。主よ。お赦しください。
   主よ。心に留めて行ってください。私の神よ。
   あなたご自身のために遅らせないでください。
   あなたの町と民とには、あなたの名がつけられているからです。」

3. 私たちの祈りは神の前に覚えられていることを知る:

  「12 彼は私に言った。
   「恐れるな。ダニエル。あなたが心を定めて悟ろうとし、
   あなたの神の前でへりくだろうと決めたその初めの日から、
   あなたのことばは聞かれているからだ。
   私が来たのは、あなたのことばのためだ。 (ダニエル 10:12 )」

  • ゆえに、「恐れるな」
  • 学びへの勧め:「へりくだって学ぼうとしたその日から」
  • 祈りの確信:「祈りの言葉は聞かれている」