「子」として訓練される父なるお方

ホサナキリスト教会聖書広場からの抜粋です。
聖書本文とメッセージノートはこちらから:

http://wdx.hosannamin.org/whatsnew/view/412083-1

「大艱難時代後半の3年半①」
マタイ24章22~27節
~マタイ福音書連続講解説教84~

マタイ福音書に見る大艱難時代後半の3年半

1)後半3年半の開始(マタイ24:15):反キリストの神性宣言と像の至聖所設置

「15それゆえ、預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべきもの』が、
聖なる所に立つのを見たならば、(読者はよく読み取るように。) 」

反キリストがエルサレム神殿に自らの偶像を設置して、イスラエルとの契約を破棄してその抹殺を図る様になる。それが後半への転換点。

2)緊急避難(16~20):その場所はボツラ(へ)、ぺトラ(ギ)

「16 そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。
17 屋上にいる者は家の中の物を持ち出そうと下に降りてはいけません。

18 畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。
19 だがその日、哀れなのは身重の女と乳飲み子を持つ女です。

20 ただ、あなたがたの逃げるのが、冬や安息日にならぬよう祈りなさい。」

津波のような迅速さでジェノサイト・ユダヤ人抹殺運動が押し寄せてくるので、
時を置くことなく東のヨルダンにある山地・ペトラに逃げなくてはならない。

3)甚大苦難(21):史上最悪・最大のユダヤ人抹殺運動

「21 そのときには、世の初めから、今に至るまで、いまだかつてなかったような、
またこれからもないような、ひどい苦難があるからです。 」

ある著名な聖書学者はここでのイエスの教えが、
AD70年のローマによるエルサレム陥落を預言したものだという。

しかし、この21節はその推論を論駁している。
艱難期にユダヤ人を襲う迫害こそ、60万人が抹殺されたナチの
ホロコーストにも勝る史上それまでにない「ひどい苦難」であるから。

4)神聖統制(22):3年半という日数に限られている

「22 もし、その日数が少なくされなかったら、
ひとりとして救われる者はないでしょう。

しかし、選ばれた者のために、その日数は少なくされます。 」

ここでの「選ばれた者」とは、選民イスラエルのことで
彼らが全て抹殺される前に神の介入があり救われることを教える。

エルサレムの神殿が汚されてから3年半に艱難期は限られている。

5)悪魔暗躍(23~24):復活した反キリストと偽預言者~黙示録13章

「23 そのとき、『そら、キリストがここにいる』とか、『そこにいる』とか言う者があっても、信じてはいけません。
24 にせキリスト、にせ預言者たちが現れて、できれば選民をも惑わそうとして、

大きなしるしや不思議なことをして見せます。 」

かつて出エジプトの際、モーセの奇跡やしるしを真似て同様のことをして見せた
エジプトの魔術師のように、

このときにはサタンの力を得た偽預言者が驚く奇跡をして見せて人々を惑わす。

6)シャカイナ・グローリーの出現(25~27):大艱難はメシアの再臨まで続く

「26 だから、たとい、『そら、荒野にいらっしゃる』と言っても、飛び出して行ってはいけません。

『そら、へやにいらっしゃる』と聞いても、信じてはいけません。

27 人の子の来るのは、いなずまが東から出て、西にひらめくように、
ちょうどそのように来るのです。

偽メシアのうわさが流布されるが、真のメシアはいなずまのような明瞭なしるしを伴って再臨される

7)選民殲滅運動(28):死体とはユダヤ人、はげたかとは反キリストの軍勢

「28 死体のある所には、はげたかが集まります。」

反キリストの招集する世界連合の軍勢はハルマゲドンの戦において、
いまやユダヤ人殲滅寸前まで追い込む。

すでにペトラにて逃亡生活をしているユダヤ人を
むさぼるはげたかのような勢いが教えられている。


結論  苦難の意義について:へブル12:7~11

「7 訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。

父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。
8 もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、
私生子であって、ほんとうの子ではないのです。

9 さらにまた、私たちには肉の父がいて、私たちを懲らしめたのですが、
しかも私たちは彼らを敬ったのであれば、なおさらのこと、
私たちはすべての霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか。
10 なぜなら、肉の父親は、短い期間、自分が良いと思うままに
私たちを懲らしめるのですが、霊の父は、私たちの益のため、
私たちをご自分の聖さにあずからせようとして、懲らしめるのです。

11 すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、
かえって悲しく思われるものですが、後になると、
これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。
12 ですから、弱った手と衰えたひざとを、まっすぐにしなさい。 」

1)「子」としての扱いゆえに(7)

•イスラエルは神の長子ゆえに、苦難も特権も倍のものを受ける
他の民族に比べたら遥かに多くの特権を持っている。
それに比例して責任も重いがゆえに大艱難時代を通過せねばならない。

•大艱難時代を通じて真の信仰に目覚める
その苦難の中で、イエスがメシアであることに目覚めるようになる。

2)苦難の目的について考えてみよう(9~10)

•「生きる」~父なる神との楽しい交友ゆえの豊かな生涯があるのを教えている。

•「ご自分の聖さに預からせるため」
~千年王国に至る相応しさを見に付けさせるために

3)苦難の結果(11)

•「訓練」を通った人には「平安な義の実を結ばせる」
父なる神は私たちに訓練や凝らしめを時に与える。

それは子供となったこと、
すなわちイエスを長子とする神の家族に加えられたことを意味している。

もし罪を犯して後にそれらの懲らしめがないとするなら、
それは「私生児」(8)であることになる。

ユダヤの法律ではその私生児のことをMAMZERと呼んで、
次の3つのことを意味した。

①相続財産を得られない
②ユダヤ人とは結婚できない
③ユダヤ人の墓に葬られない

全ての信者は「子」として時に受ける訓練を耐え忍ばねばならないのである。