第二期熱中小学校の第2時限授業
2020-02-06
第二期熱中小学校の第2時限授業

2時限目は岩崎正史氏で、ここシアトルに拠点を置くWebrain Thinktankの共同経営者。「未来の授業」と題してレクチャー下さいました。

まず冒頭から質問を投げかけられました。
「世界に冠するIT関連のグローバル企業経営者には、なぜインド出身者が多いのか」
インド人CEOのそれぞれ顔写真と名前付でモニターに映し出されます。

「どうしてインド出身なのか?」

私は咄嗟に数学教育の突出性が思いついたのです。
なんでも歴史上「ゼロ」を最初に発見した民族がインド人だった事は別としても、小学校を出る頃に彼らは19 × 19のまでの暗算を全て記憶しているというのに衝撃を受けた事がありました。
我々日本人は99暗算がやっとです。

私は「算数」と答えましたが、他にも幾人かの回答がありました。
そして岩崎氏はダイバシティーと言うキーワードを上げました。

ご存知インドはカースト制度の下での強烈な身分制社会。
ところが日本は同一民族同一宗教同一言語。その上どこの市町村行っても同質の教育内容。その上周囲の同調圧力が強いとなっては傑出したイノベーションが起こりにくいのは当然と言えましょう。

日本が国家として歴史上最大のイノベーションを起こして成功させた例が、明治維新であると言えるかと思います。
当時日本は300ほどの藩に分かれていてそれぞれに国言葉があり、教育やしきたりも違い、その上士農工商の身分制社会でした。
明治前の江戸時代ほどにダイバーシティーが進んだ日本列島は史上なかったはずです。
それゆえに日本は自ら革命を起こし、その300に分かれていた諸藩を1つに纏め上げて中央集権国家を作り、第一次大戦の頃までには世界に名だたる一等国に躍進できたとするなら、現在のインドとも相関関係が成り立つ。

岩崎氏は、その専門性から現代の日本が抱えている問題をその教育から掘り起こし、グローバル視点から数値とグラフによって他国と比較検討されて行きます。そのデータに裏付けられた解説の手法には説得力がありました。普段何とはなしに私が抱いていたことが、専門家の分析によって裏付けられたようです。

こう書くと何やら固苦しい講義のように聞こえるかもしれませんが、実際はとてもなごやかで、また笑いを取る巧みなトークに時間が経つのも忘れたほどです。

講義終了後は恒例の記念撮影。
生徒と先生が並ぶ中、熱中!のポーズで締めました。

「もう一度7歳の目で世界を」を標語にしている熱中小学校。
毎回刺激に富んだ新しい世界を垣間見させていただいています。


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